【保育バカ一代】vol.29 あなただけ見つめてる
コラム 2024.11.25【他団体・多職種による情報共有・事例検討会】vol.2 社会福祉法人 文京区社会福祉協議会
8月17日(水)、日本財団の助成事業『訪問型養育支援強化事業』の一つである『他団体・多職種による情報共有・事例検討会』の第二弾を開催しました。
今回は「社会福祉法人 文京区社会福祉協議会」のささえあいサポート係の係長 渡邊恵理子さんにご参加いただき、事業内容、住民参加型支援ならではの良さや難しさ、さらに既存の公的制度や支援には当てはまらず、制度の狭間に陥っていると思われる家庭についてお話をお聞きしました。
▼渡邊さん(写真下段左)
▼日本財団 長谷川さん(写真下段右)オブザーバーとしてご参加頂きました
住民参加型の二つの事業で地域住民をサポート
―まずは渡邊さんが所属されている「ささえあいサポート係」の事業について教えてください。
文京区社会福祉協議会には様々な事業がありますが、ささえあいサポート係では主に二つの事業を行っています。
一つ目は「いきいきサポート」です。令和4年4月1日から「いきいきサービス」から「いきいきサポート」という名称に変更しました。
住民参加型の家事支援事業で、地域の方に「協力会員」として登録していただいて、家事支援を必要としている家庭に訪問してお手伝いをしています。支援対象者は区内在住のおおむね60歳以上の方、障害のある方、ひとり親家庭の児童、妊婦又は3歳未満の乳幼児がいる方で日常生活の手助けが必要な方です。利用にあたっては無料の会員登録が必要です。
支援対象の中には「産前産後」の家庭も入っていまして、時期にもよりますが、利用家庭の約1割から2割を占めています。新規の会員登録でも約6割が産前産後の家庭です。基本的に産前産後の家庭は3カ月で支援が終わるので、入れ替わりが多いというのもあります。
二つ目が「ファミリー・サポート・センター事業(以下 ファミサポ)」です。国の事業で実施主体は区市町村または区市町村から委託等を受けた法人となっていまして、私たちは文京区から委託を受けて運営をしています。
保育施設への送迎や放課後にお子さんをお預かりする等、子育ての援助を受けたい方(依頼会員)と、子育ての援助を行いたい方(提供会員)が、地域の中でお互いに助け合いながら子育てをする会員制の事業です。支援対象者は区内在住で、生後4カ月からおおむね12歳以下の子どもを持つ保護者です。
事業創成期のファミサポはどちらかというと「保育園の延長保育がないので、その代わりに個人宅で預かってください」というのがメインでしたが、気付いたら習い事の送迎や移動支援のような依頼が増えてきた印象です。
実際にこのコロナ禍でも一番多いのは習い事の送迎です。ただ全体のサポート件数は減っていまして、もしかしたら在宅勤務などが進んで、習い事の日に在宅勤務をされていたり、隙間時間を使ってご自分でできる方も増えているのかなと思います。
―ありがとうございます。
ここからはバディチームの活動領域とも重なる「いきいきサポート」の「産前産後」のサポートを中心にお話をお聞かせください。先ほど期間が3カ月と区切られているとのお話でしたが、何か理由があるのでしょうか?
もともと床上げ4週間と言われているように産前産後のサポートは産後1カ月が中心でしたが、文京区は高齢出産の方が多いこともあり「1カ月では足りないよね」という話になり3カ月になりました。最近は日本全体でも「※産褥期を3カ月としましょう」という考え方が増えてきていますので、妥当な期間だと思っています。
※産褥期とは
分娩後に母体が妊娠前の状態に戻るまでの約6~8週間の期間をさす。この期間は身体を休ませ、安静と活動のバランスを考えながら無理せず過ごし、徐々に元の生活に戻していくことが大切である。
―ちなみに産前産後以外のサポートも3ヵ月という区切りはあるのですか?
いえ、いきいきサポートはもともと高齢者へのサポートがメインで始まった事業なので、子育て期のサポート以外は特に区切りはないです。ただ高齢者の方は介護保険の制度につながってこちらのサポートが終わりになることはあります。
―利用される方は主にどのようにして申し込まれるのですか?
文京区社会福祉協議会のホームページをご覧になり申し込まれる方が多いです。利用したことのあるお母さんからの口コミというのもあります。
ただ、ネットで調べて申し込まれた方の中には、他の民間サービスと比較してこちらの値段が安かったからという方もいて、なかなか「地域の助け合い」としてやっているのが伝わらないこともあり、難しさも感じています。利用者に対しては一時間ぐらいかけて訪問調査を行っていますので、そういった場でご説明しながらギャップをクリアしていきたいと思っています。
文京区の子ども家庭支援センターとも連携をしているので、そちらから紹介される家庭もあります。逆に私たちに申込みがあった家庭で、「私たちのサポートだけでは心配」と思うと、子ども家庭支援センターにお繋ぎする場合もあります。
―直接自分で申込みをするお母さんもいれば、子ども家庭支援センターからの紹介もあるのですね。
その他では文京区は「ネウボラ相談」という保健師さんが妊娠期から出産以降も継続して関わるという仕組みがありますので、「保健師さんから紹介されました」というケースもあります。
ただその方たち全員に何か心配や問題があるわけではありません。ご主人の帰りが遅いワンオペ育児の方や赤ちゃんの他にも複数のお子さんがいらっしゃる方などには、保健師さんがこの事業をお声がけしてくださっているのかなと感じています。
―続いては、サポートを行う「協力会員」の登録について教えてください。
登録希望の方には基本的に活動ができるお時間が1週間のうち2時間でも空いていたら、そこにマッチングできる利用者がいるかもしれないので、まずは登録をしていただいています。ただ、必ずしも実際に活動できる方ばかりではありません。
―よくわかります。バディチームでも家庭に訪問する登録制の子育てパートナーは、登録数はそこそこいるのですが、活動できる曜日や時間帯に制限があるとマッチングがうまくいかないことが多いです。
住民参加の事業ではおそらく登録人数に対して稼働率が50%いけば良いほうかな、という感じですね。活動をしていない会員に対して定期的に「活動を続けますか?続けませんか?」という意思確認をしていないところは稼働率が低いようです。意志確認をちゃんとやっているところは、稼働率が大体半分ぐらいと聞いています。
―人材確保はどこも大変ですよね。会員として登録した方への研修はどのようなことをされているのですか?
いきいきサポートの「協力会員」は登録時の研修はありません。登録希望の方には1時間半ぐらいかけて活動や利用上のルールが書かれた手引きを使いご説明をし、ご納得いただいたら登録という流れになります。
ファミサポの「提供会員」については厚生労働省から24時間程度の大まかな内容が決められた研修プログラムが提示されています。文京区では2015年に新しく設けられた「子育て支援員」の制度を利用した研修と区独自のカリキュラムの研修を行い、それを終えると大体国が提示した24時間程度の研修が達成される仕組みになっています。
―登録された後はどのような流れになるのでしょうか?
初回はエリア担当の職員が同行し、訪問をしています。最初の30分ぐらいで今後の流れの説明や掃除箇所の再確認などを行い、その後、問題なければ職員は先に失礼させていただいています。2回目からはお一人で直接行っていただいています。
その後の3カ月間のサポート期間は職員が直接訪問することはないのですが、協力会員さんからフィードバックをもらいながら、3カ月目の期限が到来する前に、お身体の回復具合などを確認しています。体力が回復されていれば今回は終了になりますし、必要に応じて民間の事業者さんの一覧をお渡ししています。「最近眠れなくて…」など心配な状況のお話があれば、子ども家庭支援センターにお繋ぎすることもあります。
―訪問日や時間などは毎回、協力会員と利用者が直接やり取りをして決めているのですか?
サポートをスタートする時点で、基本的に曜日と時間は確定させています。
どうしても協力会員が少ないので、最初から「好きなときに利用可」「振り替え可」としてしまうと他の方へのサポートを頼めなくなってしまうこともあり、曜日と時間は固定し、なるべく複数の方のサポートに行ってもらえるような体制にしてます。もちろんご相談の上、振り替えができるようならしてもらうことは可能です。
限られた人数の協力会員をいかに効率的に多くのお母さんのところに入ってもらえるかを考えてのことですが、事前に決められたサポート内容、日時、期間しか使えないことについて、もっと便利に利用したい、自由度が低いというご意見を利用会員からいただくこともあります。
―利用にあたり、そういった声もあるのですね。
子育てが大変で困っていらっしゃるのはよくわかります。ただ、地域の助け合いの事業ですので、そういう意味では利用者の方も少し歩み寄っていただけたらありがたいですし、「助け合い。お互いさま」という意識を私たちももっと働きかけていきたいと思っています。
―そうですよね。ちなみに利用料はどれぐらいなのですか?
いきいきサポートは一般的な家事支援で平日の9時~17時の間は910円です。
ファミサポは平日の月曜日から金曜日であれば時間関係なく800円です。
制度の狭間にある家庭とは
―続いては、関わっていらっしゃる家庭の中で既存の制度や支援に当てはまらず、制度の狭間に陥っていると思われる家庭について教えてください。
子育てをしながらがん治療をしているお母さんなどが該当するでしょうか。
ただ、今までこういった事情を持つ若い子育て世代に向けて長期的に伴走するサポートをやってきたことがありません。
高齢者に対しては体調の変化があれば早めにキャッチして、介護保険につなげるタイミングを見計らってやっていますが、若くてもがん治療中で、先の見えない状況の方もやはり支援は必要だと思うのです。
子育てをされている若い方ががんや難病などになり、難病であればもしかしたら障害の制度につながるかもしれませんが、がんの場合は治療の過程では何の制度もなく、本当に全部自己責任のようになっていると感じます。さらに大変なのがご本人だけではなく、その方が育てているお子さんなんですよね。治療中から寛解まで長期で伴走する支援の仕組みがどこにもないと思っています。
―こういった方でもやはり支援は3カ月で終了になるのでしょうか?
はい。今のところは終了になってしまいます。
以前ご相談に来てくださった方で、これからがん治療を始めるというシングルマザーの方がいました。放射線治療や投薬を予定されているとのことでした。本当にがん治療は10人いれば10人治療の仕方が違うそうで、過去に、がんサバイバーの方に「どういうことで困りましたか?」「どのタイミングで支援を提供するのが一番良いですか?」というヒアリングを行ったことがあるのですが、「その方の治療方針によるので一概には言えない」というお答えでした。
相談があったシングルマザーのケースについては、治療の直後に身動きができないぐらい辛くなると聞いたのでその時期にサポートに入ろうと思いましたが、「サポート期間が3カ月しかないならその時ではなく、取っておきたい」ということになり結局支援につながりませんでした。
支援する側も一般住民。それゆえのサポート体制の難しさ
―疾患で区別をするわけではないのですが、メンタルの疾患などは支援につながりやすい印象ですが、がん治療となると難しい面もあるのですね。
そうですね。昔はがんは治らない病気で入院して治療するのが当たり前のようになっていましたが、今は入院だけではなく在宅でも治療していく時代に変わってきていると思います。そうなると治療しながら子育てをし、当然保護者としての役割も求められるわけです。病気が原因で親御さんが大変になっているならそこに支援が入ってしかるべきじゃないかと思うのです。
その反面、サポート体制の難しさも感じています。以前、がんの終末期治療をされているお母さんからいきいきサポートの利用申し込みがあったのですが、申し込まれてから間もなく亡くなられて、結局一度も支援に入ることができなかったということがありました。
もしこれが一度でもサポートに入った後だったら、一般住民でもある協力会員の精神的なダメージはとても大きかったと思います。
協力会員は基本的に60代以上の方が殆どです。今後がん患者を受け入れることで、自分よりもずっと若い人が先に亡くなってしまう場面に立ち会うようなことが増えるのであれば、特別な研修やトレーニングをしてない協力会員にそこまでお願いして良いものなのか、それはちょっと違うのではないかと思っています。
―なるほど。
今の協力会員の募集の仕方は「どなたにもできる内容です」という感じで呼びかけていて、それでもなかなか人が集まらないのに、専門性が必要になるような支援も求めてしまったら果たして人は集まるのだろうか、どこまでが社会福祉協議会が行う住民参加の事業として良いのか、という点でとても難しいと思っています。
いきいきサポートもファミサポも住民参加のファーストステップの事業だと思っています。バックに社会福祉協議会がいるという安心感で、今まで地域活動に興味があるけど始められなかった方も活動を始められるという良さがあります。この活動で自信をつけて、さらに踏み込んでボランティアを極めたり、傾聴や手話の講習を受けてみたり、場合によっては地域の仲間とつながって何か団体を立ち上げたりする方もいらっしゃいます。
そういったきっかけの事業という要素もあるので、もう一歩専門性を高めるとなると同じ謝礼金でも大変な家庭に理解のある人にお願いするのが良いのか、新しい事業を作ったほうが良いのか、そもそも社会福祉協議会がやるべきことなのか、私の中でもまだ答えが出ていません。
アドボカシーも社会福祉協議会の機能の一つ
―悩ましい問題ですね。がん患者のように制度の狭間に陥っている方がいる一方、それを担う体制や人材確保の難しさがあるのですね。でも、社会福祉協議会がバックにいて、門戸を広げているからこそ安心して地域活動や地域貢献をしようと思う方も多いわけですよね。
そうなんです。利用者も担い手もどちらもお客さまなんですよね。やはり事業に参加していただいてこそ、社会福祉協議会が行っている意味があると思うので、テーマ性があまり高過ぎてしまうともしかしたらNPOさんなどの得意分野になるのかなと思ったりもします。
ただ社会福祉協議会の機能の一つとして※アドボカシーがありますので、こうした声があがっていることを発信していくのは私たちがやるべき仕事だと思っています。
実際に自分たちの事業として行うかは別として、同じ社会福祉協議会の別の部署、例えば地域のつながりや課題解決のための拠点でもあるフミコム(地域連携ステーション)や地域福祉コーディネーターなどと情報共有していくのもあるかなと今、話しながら思いました。
※アドボカシーとは
本来個々人がもつ権利をさまざまな理由で行使できない状況にある人に代わり、その権利を代弁・擁護すること。
―地域住民の中でピアサポートのように同じ経験をされた方や、逆に違う分野でもいろいろな制度や企画を作ったりしている方などにお手伝いしてもらうのも良いかもしれませんね。
他にも制度の狭間に陥っていると感じるケースはありますか?
MSW(医療ソーシャルケースワーカー)との連携についてでしょうか。
例えばがん治療で入院していた方が退院は決まったけれど、すぐに在宅で抗がん剤治療が始まる場合など、退院後の生活について「生活支援」のためのヒアリングをどの程度やってくださっているのか知りたいと思います。
高齢者のケースでも家族がいれば安心ということで、そのまま退院になってしまったり、子育て中の方のケースだと子ども家庭支援センターに繋ぐという発想がないMSWの方もいるのかなと思うやり取りは過去にありました。
本来はもっとMSWと私たちが連携を取れるといいのですが、どうしても広域をカバーしている医療と地域福祉の狭間が生じていると感じます。
制度やニーズがあっても実際に支援につなげられない現状がある
―他にはどうでしょうか?
ベビーシッターの利用料助成制度の対象になる事業者医療的ケアが必要な子どもに対しても同じように思います。で、医療的ケア児に対応しているところが見つからないという理由で「いきいきサポートやファミサポのような住民参加型事業で対応できませんか?」というご相談をいただいたことがありました。
実際は、いきいきサポートは保護者が在宅時のみ、子どもの預かりはできないルール、ファミサポの方は文京区の場合は保護者が在宅時のサポートは実施しないルールのため、どちらでも対応ができませんでした。また、このケースでは依頼されてはいないのですが、どちらの事業も医療行為やそれに準ずる行為はできないルールになっています。
こうした現状を思うと制度があっても実際に支援にはつながらず、実質とりこぼしになってしまっていると感じます。
―医療的ケア児はベビーシッターの利用料助成の対象にはなるけれど、実質的に担えるところがない、ということなのですね。
その他にもニーズがあってもなかなか受けられないのが、突発的に急に支援が必要となるケースです。
例えば持病があり急な発作が起きたときなど、必要なときだけ支援を受けたいという場合です。今はそういう方のニーズを、一部、地域の民生委員さんや主任児童委員さんが受けてくださっていることもあるようなのですが、それもちょっと違うんじゃないかと思っています。
でも、ファミサポでと言われても仕組みとして急な利用はできないですし、いきいきサポートを含め、安全な活動であることを社会福祉協議会が担保しているからこそ、担い手さんたちも安心して活動していただけると思っています。ニーズがあり、確かに困っていらっしゃると思うのですが、どこまでこちらで対応するかというのは難しい問題ですね。
―そうですよね。先日、私たちも文京区の主任児童委員さんにお話を伺う機会がありました。突発的な事態に備えて自分たちの電話番号をお伝えしていたり、そうした部分を担うのは自分たちの役割かもしれないと仰っていましたが、主任児童委員さんも地域の一住民でもあるわけですので、どこまでお願いしても良いものかは考えさせられますね。
地域の人に支えてもらいながら、いろいろな世代の方とつながってほしい
―最後に、事業に対しての思いなど、メッセージをお願いします。
子どもが産まれるということは、その親御さんたちが地域につながる絶好のチャンスだと思います。
支援を受けられる方はおじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでおられない方も多いので、そういう方こそ「地域」の人に支えてもらったという経験をし、地域に愛着を持ってもらえたらと思います。
今はマンションのお隣が誰かもわからないような生活をしている時代なので、「いきいきサポート」や「ファミサポ」を利用されたことが突破口になって、いろいろな世代の方とつながってくれたらいいなと思っています。
―確かに、子どもが生まれて初めて地域に目が向いたという方も多いと思います。そういった方が地域での助け合いで支えてもらい、お子さんが成長し、自分の時間ができたら今度は支援する側に回るというような循環が出来ていくと素敵ですね。
渡邊さん、貴重なお話をありがとうございました。
▼社会福祉法人 文京区社会福祉協議会
▼フミコム(地域連携ステーション)
【編集後記】
今回のお話を通して住民参加型の助け合い事業の良さと、それゆえの難しさがあることを知りました。特に難しさの面ではバディチームの子育てパートナーも地域の住民限定ではありませんが、資格や経験、年齢等を問わず募集をしていますので共通する点を感じました。
そして、制度の狭間にある家庭についても、困っている人がいて支援のニーズがあるのに既存の制度ではどうしようもできないのは、渡邊さんも仰っているように本当にもどかしく思います。
制度の狭間の問題は昔からの課題に加え、働く母親が増えて共働き家庭が主流になったことや、在宅でがん治療が可能になったことなど、多様な生き方や暮らしができるようになったことで新たな支援のニーズが生まれていると思います。でも、制度やサービスがそれに追いついておらず、実質社会的なとりこぼしが起きてしまっています。暮らしが変われば必要な支援も変わってきます。あらためて時代に合わせての柔軟な対応と、官、民、地域住民の垣根を越えて、それぞれの良さを活かした役割分担と連携の必要性を思いました。(文責:事務局 青木)