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お知らせ 2024.08.22【子育てパートナーインタビュー】vol.8 自分だから出来ること、バディチームはそれが見つかる活動です
現場スタッフとして活躍中の子育てパートナーや支援員の方々、応援してくださっている方々など、バディチームとつながりのある方へのインタビューです。
今回は男性の子育てパートナー、荒井克彦さんが登場です。
子育てパートナー全体の中でも男性のスタッフは1割程度。その中で10年以上バディチームで活動を続けてくださっています。
そんな荒井さんに活動を通して見えてきたものや感じてきたこと、そしてバディチームに対する思いをお聞きしました。
◆荒井克彦(あらい かつひこ)さん
◆パートナー歴 11年
◆【好きなことや趣味】野球観戦
【リラックス方法】瞑想と自然散策
―バディチームの活動をしようと思ったきっかけを教えてください
元々、福祉関係の仕事をしていましたが、自分の仕事の幅、知識や経験を広げるため、色々と探していたときにたまたま知人の紹介で代表の岡田さんのバディの活動を知り、子供も好きだったこともあり、興味を持ちました。
ただ、仕事の関係などで、実際に活動を始めるまでには少し間は空いてしまいましたが。
―主にどういったご支援を担当されていますか?
学習支援、家事支援、保育など、様々な形で支援に入らせていただいています。
最近は未就学児、小学校低学年のお子さんの保育などが多いです。
発達に障害があるお子さんの支援を担当することもあります。
ご家庭を中心に学校や行政など、ご家庭に関わる周囲との共有、連携の大切さを実感
―実際にやってみてどうでしたか?(活動する前に想像していたことと違いがありましたか?)
実際の活動の中で感じるのは保護者、子どもたち、関わる周囲の大人たちのコミュニケーションの大切さでしょうか。
支援に入る家庭内だけではなく、学校や行政関係の人たちとの情報の共有なども支援に入る時、入ったあと、今後の支援の入り方にとても大事になるのだと実感しました。
やはり、最初はご家庭の支援だけをしっかり行えば良いと思っていたので。
―活動の中で嬉しかったこと、やりがいを感じたのはどんな時でしょうか?
やりがいは、やはり終了時に「ありがとう」と言われること。
小さなお子さんでも子どもたちが伝えてくれるのは嬉しいです。
また、継続的に支援に入っているご家庭で、事務局の方から『〇〇さんのご家庭で、子どもたちが話題にしていたそうですよ』と時々伝えていただくのですが、支援後、普段の生活の中でも、ご家庭で自分の支援がコミュニケーションの一つの話題としてあがるのはやっていて良かったと思います。
―活動の中で大変だったこと、困ったことはありますか?
大変だと思ったことはあまりないです。どちらかといえば、楽しんで支援していることが多いので。強いて挙げるなら、少し長い時間の保育などの時、子どもたちとの遊びのネタが尽きそうになることでしょうか。
基本的にはご家庭のおもちゃや外遊びのときは遊具や持ってきたボールなどで遊ぶのですが、それでもやはり尽きそうになります。でも、大体の場合、子どもたちの発想で新しい遊びが生まれ、助けられています。
ご家庭にとって、その時々に必要な支援や必要な人がいる。きっとそれを待っているご家庭がある
―訪問時に何か心がけていることはありますか?
訪問時に心がけていることは、笑顔と目線です。
自分は身長が高いので、子どもと接する時、特に話をするときはかがむように心がけています。
逆に高さを利用して子どもと遊ぶ時もあります。
保護者には受容の気持ちを忘れないようにしています。家庭の環境、家族の構成、色々なケースがあって、自分とは全く違う家庭の状態でも『まずは聞こう』という姿勢はできるだけ持って支援に入るようにしています。
―最後にメッセージを一言お願いします
バディチームでの活動を始めて10年以上。その時々に必要な支援、それぞれのご家庭で必要な人がいるんだと経験を通して実感しました。これからもそれは変わらないと思います。
もし、活動を考えていらっしゃる人がいたら、きっとその方を待っているご家庭もあるのではないかと思います。自分だから出来ること、バディチームはそれが見つかる活動だと思います。
【編集後記】
荒井さん、ありがとうございました。身長の高い荒井さんがお子さんとお話をする時に、お子さんの目線に合わせてかがんで接する姿がとても素敵です。その思いやりがお子さんの心をつかみ、楽しく遊ぶことにもつながっているのだと思います。
私たちの支援はまずはご家庭の望むことを行い、ご家庭に合わせて寄り添いながら行っています。必要な支援の種類もご家庭によってさまざまです。だからこそ、ご自身のできることを活かしてバディに長く関わってくださっているのはとても心強く思います。これからもよろしくお願いします!(文責:事務局 青木)