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【開催報告】内部研修『保護者も実は困っている!大人の発達特性の理解と対応』

9月7日(土)、子育てパートナーと事務局スタッフを対象に内部研修『保護者も実は困っている!大人の発達特性の理解と対応』を開催しました。

 

講師は以前にもお世話になりました緒方広海先生です。

 

 

 

今回は保護者の発達の特性に焦点を当て、発達障害の知識や特性に合わせた支援方法、発達特性のある養育者への支援についてなどをグループワークと講義を通じて学びました。

 

発達に特性のある方が持つことがある感覚の過敏さや鈍麻さ(鈍さ)に対しての理解や支援方法として、「構造化」が大事であるということもわかりました。

 

「構造化」とは分かりやすくすること。

例えば、耳で理解することが苦手な人に対しては、文字や写真、絵などの指示を活用したり、初めての場面や慣れない行動が苦手な人には、見通しが立てられるよう前もって予定を伝えておく、などです。

 

最後に、支援者として心がけたい3つの「ない」についても学びました。            

▼ 決めつけない 

▼ 押し付けない

▼ 背負い込み過ぎない

 

一口に発達障害と言ってもその特性は多様なので、その人に合う対応をするのはなかなか難しいかもしれませんが、支援者側がこれらを意識して接することで声かけ一つも変わってくると思います。

 

今後の支援にも活かせる学びの多い研修になりました。

 

お忙しい中、講師をお引き受けいただいた緒方先生、ご参加の子育てパートナーの皆さん、ありがとうございました。

 

 

▼緒方広海(おがたひろうみ)先生
<副業>オガタ心理臨床サービス 代表(公認心理師/臨床心理士)
<本業>
LITALICOジュニア 児童発達支援事業部 
  副事業部長(公認心理師/臨床心理士)
さいたま市にて専門職(心理)として約15年間従事。
こころの健康センター(精神保健福祉センター)
障害者総合支援センター(発達障害者支援センター)

 

子ども家庭総合センターなどで、乳幼児から成人期までの精神保健福祉、障害福祉の分野で幅広く心理臨床業務に携わる。現職においては本業では支援に関わる指導員や児童管への研修や育成の統括、困難ケースへのスーパーバイズなどを担当し、副業では精神保健福祉に関する相談業務や研修講師、個別SVなどを実施している。

 

 

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