【今日このごろのこと】vol.10 みんな自分ごと

バディチーム代表の岡田妙子です。

バディチームでは、社会課題の理解促進や寄付依頼を目的として、企業向けの研修や講演会を行うことがあります。

まだまだ機会は多くありませんが、少しずつ活動を広げています。

昨年度は、愛知県にあるＩＴ企業で内部研修としてお話させていただきました。

若い職員の方が多く、事前に担当者からは「子どもの虐待について、皆あまり理解していないと思うので、質問も少ないと思います」と言われていました。

ところが、研修後には次々と質問が寄せられ、その内容は「子育てをしている妻の様子が心配」「現在育児中でとても大変。どうやって支援を受ければ良いのか」といったものばかりでした。

若い職員の方が多い会社だったので、このテーマがまさに「自分ごと」だったのだと実感しました。

そして、今年度は「異業種交流会」のような場でお話をする機会がありました。

参加者は営業職や経営者が中心で、年齢層も比較的高めの方が多い印象でした。

事前に担当者より「寄付営業を成功させるには交流会の後の懇親会（飲み会）に最後まで参加するのが大事！」とアドバイスを受けていたので、張り切って懇親会に参加しました。

ところが隣や向かいに座っていた方々からは次のような話を聞くことになりました。

「自分の孫の友達が、今日の話に出ていたような厳しい環境にいるようで、どうしたら良いか悩んでいる」

「成人した息子に発達障害があり、小学生時代は本当に大変で、夫婦ともに追い詰められていた」

「数年前に夫婦喧嘩が激しくなり、警察と児相が家に来たことがある」

こうした話を聞くうちに、改めて「誰にとっても、これは自分ごとなのだ」と強く感じました。

残念ながら寄付には繋がりませんでしたが、なんとも考えさせられる貴重な学びの機会となりました。

バディチームでは、家庭訪問型支援や里親家庭支援、小さな居場所事業など、児童虐待防止のための活動について、様々なテーマで講演やセミナーを行っています。

人数、会場（オンラインも可）などの条件は特にありません。ご予算を含め、お気軽にお問い合わせください。

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