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お知らせ 2025.04.14
【保育バカ一代】vol.32 しげぇぇeeeee!
1983年に発売されたファミリーコンピュータ(ファミコン)の大ヒットで、ゲームは子どもにとって身近なものになった。
私も子どもの頃はよく友達とゲームをしたが、初代マリオブラザーズ(スーパーマリオではない)の2人同時プレイで足の引っ張り合いをしたり、キン肉マンの対戦ゲームでチートキャラのブロッケンJr.を使ってヒンシュクを買ったりしたのは楽しい思い出である。
ただ、当時は「ゲームは子どもに悪影響を与える」という風潮が非常に強く、子どもがゲームをすると「外で遊ばなくなる」「目が悪くなる」「勉強をしなくなる」などと言われた。
しまいには「ゲームと現実の区別がつかなくなる」「人間は死んでも2回生き返ることができると勘違いする」とまで言われ、私を含めたゲームキッズたちは「そんなわきゃねーだろ!」とムカッ腹が立ったものである。
現在もスマホゲームの高額課金などゲームに関する問題は存在するが、それでもゲームのイメージは昔よりもはるかに良くなっている。米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」には日本人ゲームクリエイターが選出され、東京オリンピックの開会式では日本のゲーム音楽が流れて世界中が熱狂した。
日本のゲームは世界一。これはもはや世界の常識なのである。
ここまでゲームのイメージが変わった要因のひとつは、子どもの頃にゲームで遊んでいた世代が大人になり、ゲームに理解を示す親が増えたことだろう。親子一緒にテレビの前でワイワイ盛り上がっている家庭も多いのではないだろうか。
また、近年は認知症予防に効果があるということで、高齢者のゲーム人口も増えているという。「孫のために」と購入したゲーム機で孫より夢中になっているおじいちゃんおばあちゃんを想像すると、なんだかとっても微笑ましい。
私も今ではすっかりいい大人だが、いまだにゲームで熱くなることがある。
訪問先の子どもとマリオカートで対戦したとき、私は何回負けても諦めずに勝負を挑み続け、ついに貴重な1勝をもぎ取った。そして子どもに向かって「どんなもんじゃーい!」と勝ち名乗りを上げたのだった。(これもれっきとした仕事である)
事務局スタッフ“しげさん”による保育エッセイ♪「『保育バカ一代』
子どもや保護者との関わりにおいて大切なことや、さまざまな保育の現場で感じたことをあたたかくユーモラスな視点で綴っています。過去の記事はこちらからご覧ください!