「ONE LOVE」全国一斉里親制度啓発キャンペーンに参加しました
お知らせ 2024.11.11FITチャリティ・ラン2024の支援先団体に選ばれました
FITチャリティ・ラン(英名:Financial Industry in Tokyo For Charity Run)は、地域に根ざした、社会的に意義ある活動をしているものの、認知度等の問題により十分な活動資金を確保できていない団体への寄付を通じて、社会貢献を行うイベントです。
今年度、その支援先団体の一つにバディチームが選ばれました。
大変光栄で嬉しく思います。本当にありがとうございます。
実際のイベントは9月16日(月祝)、国立競技場にて開催されました。
支援先団体として参加した本イベントについて、理事の濱田からのレポートです!
「FITチャリティ・ラン」は、社会的な意義や必要性が十分に認知されていない非営利団体の活動を支援することを目的に、金融サービスおよび関連事業を展開する企業の有志によって2005年から運営されています。
20周年を迎えた今年、バディチームはその支援先となる8団体のうちの1つに選ばれました。
合計103社から約4,000人が参加し、寄付総額は5,500万円を超えたとのこと。
その金額以上に驚くべきは、この大規模イベントの運営がすべて各企業からのボランティアで担われているという点です。
20年継続されてきた取組みに、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございます。
イベント当日は理事長の岡田が8団体を代表してスピーチをさせていただきました。
虐待の背景にはさまざまな事情を抱えた家庭の孤立があり、必要なのは非難よりも支援なのだということ。
そうした家庭にこちらから出向いて行って、一番近い場所で一緒に手を動かすことが重要なのだということ。
そうした点に多くの方が共感を寄せていただけたことに、社会の変化を感じられるような気がします。
FITを構成するのは、零細企業であるNPOからすると気後れしてしまいそうなほど、錚々たる企業のみなさんです。
各社おそろいのチームTシャツを作ったり、その他のグッズを手に家族も応援に駆けつけたり、子どもたちはクイズラリーを楽しんだりと、大変な盛り上がり。
私も、運営スタッフのみなさんや他団体さん、そして来場者のみなさんとの交流を楽しませていただきました。
しかし同時に、支援先の親子のことも思っていました。
休日に国立競技場におでかけするなど想像もできないような状況の親子からすると、きっとこうしたイベントは「別世界」の出来事といえるでしょう。
ご寄付をいただけることに心から感謝し、あたたかな気持ちになる反面、どことなくそうした「交わらなさ」のようなものを感じながら、当日は過ごしていました。
一般に私たちは、ご寄付をいただくことを、どのように捉えるべきでしょうか。
あえてこの「交わらなさ」を図のようにしてイメージしてみると、直線の一方の端にご寄付をくださるみなさんが、そして反対側の端に支援先の親子がいて、バディチームはその中間の、少し支援先家庭寄りのあたりに立っているように思います。
その場所でご寄付をお預かりして、そのお金を訪問支援という形に変換し、家庭に届けているというわけです。
寄付をする側と受け取る側という立場の違いはありますが、もしかしたら、 FITの関係者の皆さんの中でも身近に、あるいは自分自身に、私たちが訪問している家庭と同じような孤立のリスクを感じたことのある人がいるかもしれません。
なぜなら、私たちは経済的には余裕がありながらも、孤立と困難に直面している家庭にたくさん出会ってきたからです。
そう思うと、今回のご寄付にもどこかで困っている誰かのためにという面だけではなく、
自分自身や身近な人、あるいは後続する世代の為にも、私たちのビジョンでもある『誰もが互いにささえあい、みんなで子育てする社会』が必要なのだという願いや希望のような面を感じるのです。
立場の違いはあれど、同じビジョンの実現を願うことはできる。
そのビジョンの実現のために寄付として託された資金。
未来を見つめるそれぞれの目線はきっと同じ焦点で交わっていると信じたいと思います。
道のりは遠く、課題はいつも山積みではありますが、未来への希望を託していただいているみなさんに励まされながら、歩みを進めていきたいと思います。