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【開催報告】内部研修「わからなさ」と共にいる力~ネガティブ・ケイパビリティから学ぶ支援

1月24日(土)、子育てパートナーと事務局スタッフを対象に、内部研修「わからなさ」と共にいる力~ネガティブ・ケイパビリティから学ぶ支援を開催しました。
講師は、明治学院大学・准教授の平澤恵美先生です。

皆さまは「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方をご存知でしょうか?
今回の研修で初めて知ってくださった方、これまで聞いたことがなかった方、以前から関心を持っていた方、様々だったかと思います。
「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、詩人ジョン・キーツが提唱した「不確実なものや未解決のものを受容する能力」です。

現場支援では時に、悩むことも迷うことも自分の無力さに打ちひしがれることもありますが、それでも「何とかしたい」「解決策を見つけなければ」と思いがちです。
平澤先生の講義では、グループワークを通じて参加者同士でモヤモヤした思いを共有しながら、先生の実践事例も含めてお話いただき、問題の解決を急がず、すぐに答えを求めず、「解決は出来なくても孤立はさせない」という伴走型支援の真髄と、曖昧な状態や不確実性の中に留まり続けることの重要性を学びました。

その中で、日々の支援に活かすための指針としてまとめられていたのが、次の「伴走型支援の3か条」です。

1、「何をするか」というより「どうあるか」
  たとえご家庭の変化がなかったとしても、ただ横に居続けることにも価値がある

2、相手のペースが「正解」
  相手が本当に変わろうと思っていないと変わらない

3、「わからない」を分かち合う
  答えの出ない不安を一緒に抱えることが最強の信頼関係を築く

参加したの皆様からはこんな感想が寄せられました。

  • ただ、横にいて日常を分かち合う、それでも良いのだと背中を押していただきました。
  • 研修を通じて受容や共感にも繋がる感覚を受けました。事実や理由を求めず、わからないまま(不確実性)良い、ありのままを受け止めることを改めて再認識できました。
  • 支援者としての関わりが長いせいか、確かに心のどこかで「支援計画」を立ててしまう自分がいたことに気付かされました。 変わらないこと、目に見えないことも、ひとつのストレングスとして捉えることが心の余裕に繋がると感じました。

この他にも、参考になった、今後に活かしたい、といった多くの嬉しいお声が寄せられました。

今回の学びをこの先の支援に活かしていきたいと思います。

平澤先生、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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