認定NPO法人バディチーム
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お知らせ 2026.07.29

2025年度 年次報告書を公開しました

いつもバディチームにあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
このたび、「2025年度 年次報告書」を公開いたしました。

多くの皆さまのご理解とご協力に支えられ、昨年度もさまざまな取り組みを進めることができました。心より感謝申し上げます。

年次報告書では、年間を通じた活動の様子や実績、講演等による普及啓発活動、支援現場で出会った印象的なエピソードなどをご紹介しています。

ぜひご覧いただけますと幸いです。

2025年度 年次報告書のハイライト

2025年度のバディチーム:年間で324家庭5,160回訪問し、11,356時間支援。行政との協働に加え、制度の狭間への支援や普及啓発にも取り組みました。

困難な状況にある家庭への訪問支援198家庭・3,448回支援。保育、家事、送迎、学習支援などを通じて、家庭の負担軽減と孤立防止に取り組みました。

食の支援59家庭・1,091回訪問。食事を作るだけでなく、会話や関係づくりを通じて、家庭の困りごとを新たな支援につなげています。

里親家庭支援・トワイライトステイ里親家庭30家庭を支援するとともに、小さな居場所「ばうむ」で、子どもが安心して過ごせる場を提供しました。

中間支援活動:家庭訪問型支援の担い手を増やすため、20団体に説明会を実施し、2団体の事業立ち上げにつながりました。

「制度の狭間」にある家庭への支援:公的支援が届きにくい26家庭を345回支援。民間団体と連携し、訪問支援や居場所支援を行いました。

動画・マンガの制作:活動紹介動画、説明会用動画、支援事例マンガ『扉の向こう』を制作し、訪問型支援の内容をわかりやすく発信しました。

里親家庭支援の全国調査:生活援助を伴う里親家庭への訪問支援は、全国でも1〜2割程度の地域に限られることが明らかになりました。

講演・街頭活動・メディア掲載:全国規模の講演や里親制度啓発活動を実施。Forbes JAPANの「ソーシャルR&Dを実装するNPO50」に選出されました。

活動説明会:年間26回、65名が参加。活動内容や児童虐待の背景、家庭訪問型支援の意義を伝えました。

ネットワーク・政策提言:「ここほネット」の世話人団体として、実践者の学び合いを進め、こども家庭庁へ制度改善の意見書を提出しました。

認定NPO法人バデイチーム理事長 岡田妙子からのごあいさつ

2025年度も、子育てパートナーの皆さま、寄付者の皆さま、会員の皆さま、そして日頃より温かく応援してくださる多くの皆さまのお力添えにより、無事に活動を継続することができました。心より感謝を申し上げます。

今年度も、児童相談所や子ども家庭支援センターなどの行政機関、フォスタリング機関などから受託している事業に加え、子ども食堂やフードバンクなど地域の民間団体と連携した自主事業、さらに2年目を迎えた「ばうむ」の居場所関連事業など、多様な活動に取り組んでまいりました。必要性に迫られて活動の幅は年々広がっていますが、新たな取り組みについては試行錯誤の連続でもあり、一歩ずつ経験を積み重ねながら、より良い支援の形を模索しているところでもあります。

また今年度は、活動の意義や支援の内容をより多くの方にわかりやすく伝えることを目的に、初めて「マンガ」の制作に取り組みました。長年バディチームを応援してくださっている方からも「ようやく活動の全体像がよくわかった」というお声をいただき、活動を伝える工夫の大切さも改めて実感した一年となりました。

児童相談所における児童虐待相談対応件数は、依然として20万件を超える高い水準で推移しています。そのような状況の中、こども家庭庁では家庭支援事業の一つである「子育て世帯訪問支援事業」の充実を進め、全国の実施自治体の実施率も着実に増え始めています。

バディチームも18年間の実践と複数自治体での受託経験を生かし、同様の活動を担う支援団体とのネットワークを通じて、より良い制度づくりに向けた意見交換や提言活動を続けています。また、制度の枠組みにとどまらず、困難を抱える家庭への訪問型支援が全国に広がることを目指し、中間支援事業を開始しました。子ども食堂や児童養護施設などに向けた説明会も実施し、支援の輪を広げる取り組みを進めています。

現場では、親の心身の不調、親や子の病気や障がい、ひとり親、経済的困窮など、さまざまな事情が複雑に重なり合う家庭と日々向き合っています。そのような日々の中で、今年度の支援者研修では「ネガティブ・ケイパビリティ」をテーマに学びました。これは、詩人ジョン・キーツが提唱した「不確実なものや、すぐには答えの出ないものを受け止める力」という考え方です。支援の現場では、すべての課題をすぐに解決できるわけではありません。しかし、「解決できなくても、孤立はさせない」という伴走支援の姿勢を大切にしながら、不確実さの中でも寄り添い続けることの意味を、改めて確認する機会となりました。

子どもや家庭を取り巻く課題は山積みです。しかしその一方で、私たちにできること、「みんなで子育てする社会」でできることは、まだまだ広がっていくと信じています。

これからも、一人でも多くの子どもと家庭が安心して暮らせる社会を目指し、皆さまとともに歩んでまいります。今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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