特定非営利活動法人バディチーム
代表コラム 2024.02.19

【今日このごろのこと】vol.8 レッドゾーンにこそ訪問型支援を

核家族化、地域の子育て力の低下というような社会の変化により子育ては孤立しやすく、子育てが難しい時代といわれています。

 

余裕のない状況の中では、虐待はどの家庭でも起こり得ることと理解され、支援対策も次々と検討されています。

 

※2023年11月30日 訪問型子育て支援オンラインセミナーvol.2 地域住民が前線に立つ家庭訪問型支援の可能性 資料より

 

訪問型の子育て支援は、こちらから家庭に伺うことで親子の孤立を防ぎます。育児・家事支援による負担軽減は子どもの虐待防止に繋がる支援として注視され、特に予防的な段階いわゆるイエローゾーンに対して有効とされてきています。

 

バディチームではリスクが低いとされる家庭から高いとされる家庭まで、あらゆるゾーンに訪問しています。実際には明確に区別できるものではないですが、より心配なレッドゾーンといわれる家庭にも多く伺います。

 

レッドゾーンの家庭では、保護者自身が「虐待を受けて育ってきた」「不適切な養育環境下にあった」ことが多く、それらが大部分といっても過言ではないでしょう。

「普通に清潔な室内環境」「温かい手作りの食事」「子どもへの優しい言葉がけ」といったことを子ども時代にほとんど経験しないまま大人になり、今、保護者として子育てをしています。

 

そのような家庭に対してどのような支援が有効かというと、それはとても難しく上手くいくことばかりではありません。

ただ、少なくとも専門家や専門機関が関わるだけではなく、民間団体や地域住民の支援者という立場の人が家庭に入り、家事や保育のお手伝いをし、保護者自身のことを受け止め、親子に寄り添っていくことが必要です。

 

専門家でないことが逆に家庭への安心感に繋がることも多く、役割分担として親子を支えます。

レッドゾーンに対してこそ訪問型子育て支援を拡充することが、子どもの虐待防止において今求められています。

 


 
どんな子育て家庭でもちょっとしたことから虐待リスクが高まります。虐待は他人ごとではなく、誰にでも起こる可能性があるもの。適切な支えがあることで助けられる家庭がたくさんあります。児童虐待予防のために、あなたのできることでお力を貸してください。
誰もが互いに支え合い、みんなで子育てする社会へ!

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