特定非営利活動法人バディチーム

【保育バカ一代】vol.15 ガンプラとコンプラ

家電量販店の店内をブラブラしていたら、プラモデル売り場のガンダムが目にとまり、つい買ってしまった。

ガンダムのプラモデル、通称ガンプラなんて小学生のとき以来だ。

さっそく家に帰って作った私は、ガンプラの進化に驚いた。

 

昔のガンプラは接着剤と塗料が必要だったが、今のガンプラは色のついたパーツをパチパチとはめていくだけで完成する。しかも関節の可動域が昔のガンプラと比べてはるかに大きく、様々なポーズをつけて遊ぶことができる。

 

最新のガンプラを満喫した私は、他のガンプラも作ってみたくなった。

 

後日、私は旧キットと呼ばれる昔のガンプラを買った。(現在も製造販売されている)

選んだ機体は「ギャン」。ガンダムと死闘を演じたモビルスーツだ。昭和感あふれるボックスアートが郷愁を誘い、いかにも体に悪そうな接着剤のニオイも懐かしい。私は小学生の頃に戻ったような気分でギャンを組み立てた。

 

完成したギャンは中世の騎士のようでカッコイイが、関節の可動域が小さいのでとれるポーズに限界がある。そして、何よりも目を引くのは武器のビームサーベル(剣)である。先端が鋭く尖っていて、さわるとビックリするほど痛い。昔はこれを小学生以下の子どもが作っていたのだから驚きである。

 

実はこの旧キット、昔と大きく異なる点がひとつある。「対象年齢15歳以上」と箱に書かれているのだ。令和の時代にあのビームサーベルでは、それも仕方がないだろう。

 

私は「これがコンプライアンスというやつか」と妙に納得した。

 

先に作ったガンダムのビームサーベルは柔らかい樹脂でできており、先端を指で押してもクニャッとしなるので痛くない。アニメでは鋭く尖っていた頭部のV字アンテナも、先端が太くなっているので安全だ。「対象年齢8歳以上」と箱に書かれているように、今の子どもでも安心して作れる仕様になっている。

 

ガンプラを製造販売しているのは老舗の玩具メーカーである。長年にわたり子ども向け商品を開発してきた企業のコンプライアンスの変遷(へんせん)は、子育て支援の立場から見てもたいへん参考になる。

 

 


 


事務局スタッフ“しげさん”による温かく、時にユーモラスな保育エッセイ♪ 

過去の記事はこちらからご覧ください!

 

▼vol.1 「北斗の拳」と見守る心

▼vol.2  涙の理由(わけ)

▼vol.3 子ども騙しが子どもに通じなかった件

▼vol.4 送迎バスの思い出

▼vol.5 中国からきらSちゃん

▼vol.6 子どもと発熱とノートPCと

▼vol.7 Tくんと謎のマジシャン

▼vol.8 冬休みなので映画の話をしよう

▼vol.9 涙のキッズ もう一度

▼vol.10 たのしい子守唄

▼vol.11 言い方についてのお話

▼vol.12 やめよう、歩きスマホ

▼vol.13 プロに勝った主婦のチャーハン

▼vol.14 嘘と裏切りの遊戯

 

 

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