「ONE LOVE」全国一斉里親制度啓発キャンペーンに参加しました
お知らせ 2024.11.11【今日このごろのこと】vol.2 この支援が終わったら
先日、内部の現場支援者の交流会で「バディチームの支援が終わったら家庭はどうなるのか」について話題に上りました。
私達の活動の多くは行政からの委託を受けて訪問しています。また、個人情報・守秘義務がありますので現場支援者と家庭が直接連絡をすることは禁止されています。終了後も家庭と個人的に繋がることはできません。
現場支援者の皆さんは、親子への思い、家庭との間に築いてきた信頼関係もある中で「制度上の支援終了」となりお別れをすることに対して、寂しく、また心配も残り、割り切れない気持ちを持たれることもあります。
ただ、バディチームとしての支援が終わっても「子ども家庭支援センター」や「児童相談所」が中心となり、子どもが18歳になるまでは別の支援事業に繋げたり、家庭訪問も含めた見守りを地域における子育て支援のネットワークの中で続けています。
地域の子育て支援ネットワーク(東京都)
とはいえ、行政の支援が終了してもバディチームとして継続すべきでは、と思われる家庭に対しては、自主事業として続けていく道筋もあります。
■養育支援訪問事業の強化■
現在、日本財団の助成を受けて実施していますが、今後は寄付金等も活用して、行政の委託ではなく、自主事業として民間機関との連携の中で動いていきます。
■ショートステイ・居場所■
訪問型支援で担当した家庭が、安心して一時的に親子が離れて生活するための居場所づくり(準備中)
私達の前には支援や制度に繋がっていない、より心配な家庭がたくさん待っています。
終了した家庭においても現場支援者の訪問を受け入れた経験から、誰かに助けてもらうことを<嫌なものではない>と思ってもらえて、自治体や児相の支援も<拒否せず受け入れてくれる>、そして今後何かあったときには<自らSOSを出せる>、そんな家庭の力を信じることも大事であると考えながら、また新たな家庭との出会いが始まる毎日です。
どんな子育て家庭でもちょっとしたことから虐待リスクが高まります。虐待は他人ごとではなく、誰にでも起こりうる可能性があるもの。適切な支えがあることで助けられる家庭がたくさんあります。
児童虐待予防のために、あなたのできることでお力を貸してください。
誰もが互いに支え合い、みんなで子育てする社会へ!
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