特定非営利活動法人バディチーム
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【開催報告】10/16(土)内部研修『保育における親との協働』

報告が遅くなりましたが10月16日(土)、内部研修『保育における親との協働』をオンラインにて開催しました。

講師は東京立正短期大学の鈴木健史先生です。

鈴木先生には過去にも何回か研修の講師をお願いしておりまして、毎回皆さんから好評をいただいていますので今回も楽しみにしていました。

 

今回は内部研修ということで参加者は子育てパートナー、江戸川区の支援員、世田谷区ぽかぽかサポーターの皆さん、事務局スタッフが対象です。
 

保護者の思いに寄り添うための考え方、子育て支援の基本的態度、信頼関係を築くためのコミュニケーションなど具体的な方法を知ることができ、とても有意義な研修になりました。

 

特に学びになった3つのポイントです。

保護者の思いに寄り添うために、(保育者は)判断を保留し、理解しようとする

保育者は保護者に対して良い、悪いの判断をせず、まず保護者の話をしっかり聴きくこと。

その上でご家庭の背景に思いを巡らせ、理解しようとすることが信頼関係を築く第一歩になります。

「子ども&保育者」  VS「 保護者」 という構図にならない

子育て支援の基本態度として、保護者だけが孤立しないように接することが大切です。

 

子どもだけに肩入れしすぎず、保護者にも寄り添う姿勢を持ちたいですね。

親になっていく“過程”に寄り添う

親自身もそれぞれ個性や多様な背景があり、悩みながら子育てをしています。

だからこそ親になっていく、人間として成長していく過程には時間がかかり、成長・変化には寄り添ってくれる他者の存在が不可欠だと。

私たちの存在が少しでも親に寄り添う他者になりえたら嬉しいですね。

 

参加者の皆さんからもこんな感想をいただきました。一部ご紹介します。

 

◆具体的な言葉の返し方も提示してくださり、大変わかりやすかったです。様々な親とそれぞれに関係を築くことの難しさを感じていましたが、共感のプロセスを大切に言葉一つ一つをも丁寧に扱っていくことの重要性を認識しました。

 

◆保護者からの質問に対して、答えるのではなく一緒に考えるという姿勢をとっていきたいです。

 

◆「くりかえし、要約、明確化」のコミュニケーション力をもっと身につけようと思います。

 

◆保護者が話していることにとらわれず、決めつけず、広い視野で対応することを心がけようと思いました。

 

◆一見、子どものイタズラと思うようなことでも直ぐにやめさせようとせずに(危険でなければ)様子をみて、その子がどこに興味を抱いているのか見るようにしたい。

 

 

保護者によりさまざまな対応や配慮が必要となりますが、どの保護者に対しても共通の姿勢は「寄り添い」であり、「共感」です。

 

保護者と保育者のより良い協働が最終的には子どもの支援につながっていくと思いますので、今回の学びを活かしながら私たちのできることを引き続きやっていきたいと思います。

 

講座終了後には残れる方だけでプチ交流会も行いました。
講座の感想や日々の活動についての情報交換ができ楽しい時間になりました!

 

講師の鈴木先生、
研修&交流会にご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
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